アルミの指輪との付き合い方
アルミの指輪:ハンドメイドのアルミの指輪は、珍しいものです
■ハンドメイドのアルミの指輪の珍しさ
 当工房が造るアルミの指輪は、一つ一つ手作りされています。
 制作者(Craftsman)は、これまでの銀素材による多種多彩な作品造りの技術と経験を活かし、アルミという素材がもつ魅力と可能性を最大限に引き出すことを念頭に指輪を造って参りました。
 その結果、アルミの指輪造りにおいて最大限の作業効率化により「1,500円〜」という価格を可能とすることが出来ました。
  アルミニウムという素材を手掛ける以前の銀素材での作品造りという基盤があってこそのアルミの指輪です。
 一般の彫金工房でアルミを手掛けることは稀(皆無?)だと思います。
 理由は沢山ありますが、作業手間賃が合わないことが最大の理由であり、また、使用する工具=ヤスリが目詰まりしたり痛んでしまうこと、室内にアルミの粉が舞ってしまうこと、槌目模様を施すときの金槌の打音が煩いこと・・・、諸々の理由によりしっかりしたアルミの指輪を手作りしている工房はとても珍しいことと思います。
アルミの指輪:末長くお使いいただく為に
■アルミの指輪の魅力
肌触りがソフト アルミニューム独特の柔らかでソフトな肌触り感。
軽くて結構硬い 制作段階で金槌で沢山叩いているので、金属がギュッと引き締っています。
キズが付き難い&目立ち難い 槌目模様は凹部が多いので他と接する部分が少ないため傷が付き難く、元々キラキラ輝いているので傷が付いたとしても気になりませんが、一般の指輪と同じ様に大切にご使用ください。
磨き(なるべく磨かない方が良い・軽〜く磨くのは良い) アルミの指輪は、表面が空気に触れることによりアルミナ(色は白っぽい/厚いものがアルマイト)という保護膜が直ぐに生成され更なる腐食を防いでくれます。
  アルミの指輪の制作段階で、このアルミナを強く擦ることによって輝やかせておりますので、あまり磨き過ぎると現状のアルミナが取れてしまい新たなアルミナが生成されて白っぽくなってしまいます。
アルミの指輪:ご使用にあたって
■アルミの指輪について:
・硫黄の温泉に浸しても変化はありません。
・塩水に長い時間浸しても変化はありません。
・洗剤等が混ざって汚れた水に長時間浸すと黒ずんで汚く変化するのでお気を付けください。
・アルミは、他の金属と一緒に水の中に入れないでください。
・炊事や汗・洗面・お風呂など日常生活での使用は、一般の指輪の扱いと同じとお考えください。

オマケの情報
アルミの指輪:健康?■当工房がアルミの指輪を手作りし販売し始めた時期は2012年5月です。
 2014年10月以降、ネット通販で購入される方が増えてきたことを不思議に感じていたところ、埼玉県からアルミの指輪を購入する為に工房までわざわざお越しいただいたお客様から以下のような本が出ていることを知らされ、私自身も健康には興味があり特に肩凝りも辛いので早速 amazon で購入してみました。
 この本によると、嵌める指の違いや嵌める位置により効能は変わり、効果の高い時間帯などいろいろ説明されてます。
 しかし、当工房はあくまでも“装飾のためのアルミの指輪”を造っておりますので、私が試した感想についてはノーコメントとさせていただきます(一応、ネットで検索したページを載せておきます)。
足の指に使用当方のアルミの指輪は厚さが1o〜1.5oほどありますので、手の指にお使いの場合には問題ありませんが、足の指へのご使用のお考えの場合には向いておりません。 その理由は、指輪が隣の指に当たって痛いので歩く事が困難になります。 もしも、足の指へのご利用をお考えの場合は「アルミホイル」なら柔らかくて痛くないと思いますよ。
アルミの指輪:自作
■健康?目的で、アルミの指輪をご自分で作りたい方へ
 ・太さ=2mmのアルミワイヤーが、通販サイトやホームセンター・金物屋さんでも販売されてます(カラーワイヤーは、アルミの表面をコーティング(メッキ?・塗膜?)してあるので、イオン化作用が弱いかも知れません)。
 当工房で、2mm厚のシルバーリングを造る際の長さの目安:5号=52mm、10号=57mm、15号=62mm、20号=67mm、25号=72mm、30号=77mm。指に2周したいのであれば2倍の長さは必要ということになります。
 筆やマジック等の丸い棒状の物にアルミワイヤーを巻き付けて形を整えたり、直接指に緩めに巻くという方法もあります。
 アルミワイヤーは柔らかいので普通のハサミで簡単に切れますし、指で簡単に曲げたり戻したりすることもできます。
 又、ワイヤー切断後の端部分を紙ヤスリで削って丸めて痛くないようにしてください。
 *当方では「健康に効きますよ」という意味ではなく、健康指向の方が沢山居られることを承知しておりますので、簡単手軽な造り方をここに紹介した次第です