アルミの指輪について

鍛造の指輪  鍛造の指輪:一口に“指輪”と言っても色々な造り方がありそれぞれに長所と短所があります。
 一般に市販されている貴金属の指輪は、溶けた貴金属を型に流し込んで造型する鋳造(ちゅうぞう)という方法により大量生産されています(色々なデザインを作れるが変形強度は弱い)。当工房は、手作業で一つ一つ造る鍛造(たんぞう)という技法で全ての指輪を造っています。造る過程で、満遍なく金槌で叩くことにより金属がギュッと詰まって鍛えられ“変形強度の強いアルミの指輪”となります。
彫金の指輪  アルミの純度:当方が用いているアルミニューム素材は、一般的に販売されている汎用の材料です。
 純アルミではなく、アルミニューム合金(JIS規格等の品番不明)です。純アルミは、造型作業時には削った粉がヤスリに目詰まりし使い物にならなくさせ、更には、磨き上げ作業ではその柔らかさが綺麗な仕上がりを邪魔します。このような理由から、造りやすく仕上げやすく比較的キズも付き難い「適度な固さを持ったアルミ合金」を用いる様になりました。
鍛造の指輪  アルミの金属アレルギー:これまでに対面販売でお買い上げいただいた方が、再度お買い求めいただく際にいつもお尋ねしてます。
 しかし、現在までには金属アレルギーについては別に気にならないとのお話が多いようです。シルバーリング(Sv925)等一般に市販されている指輪をお使いの皆様には特に影響は感じないレベルだと思います。