ハンドメイドのアルミの指輪

 銀工芸作家 が、銀細工を造る様々な作業から得た知識と経験による最大限の作業効率と、アルミニウムという素材が持つ魅力と可能性を存分に引き出して練り上げたデザイン。この両方がバランス良く複合し実現できたこの価格です・・・そして、手作りの温もりもぜひ実感してください。
 なお、此処で通販されるアルミの指輪は、お申込みいただいた後に一本一本手間を掛けて丁寧に手作りしておりますので、21号以上の指輪はサイズの違い(=手間の違い)により価格が変わりますことをご了承ください。
 *アルミの指輪は、サイズ 1号〜30号まで0.5号刻み でご注文いただけます。
 *アルミの指輪は、デザインは、さざ波、標準、ザックリの3種からお選びいただけます。


4mm幅:さざ波

4mm幅:標準

4mm幅:ザックリ
4mmアルミリング
4mm幅:↑拡大

6mm幅:さざ波

6mm幅:標準

6mm幅:ザックリ
6mmアルミリング
6mm幅:↑拡大

9mm幅:さざ波

9mm幅:標準

9mm幅:ザックリ
9mmアルミリング
9mm幅:↑拡大

アルミの指輪:注文をお受けしてから一つずつ手作りいたします

アルミの指輪:お申込み前にご確認:サイズ決めについて
 アルミの指輪をご購入される前に、「指輪のサイズ決め」についてお伝えしておきたいことがあります。
 当工房「創作銀工房おたんこ那須!」では、2002年末以降実施してきた「指輪手作り一日教室」で、大勢(2,000人超)の方の指輪拝見して参りました。
 指の形や状況は個人個人で異なり、指の根元と関節の太さの違いや、ご職業によっても指輪形が大きく違っています。

 例えば、大工さんの指は関節が極端に太くて指自体に贅肉が無いので根元はきゅっと絞まっていて、その差は極端に大きくなっています。
 美容師さんの手は荒れています。シャンプー時の熱風により皮膚が荒らされてしまうとのことです。
 カイロプラクテクの整体師さんの手の指は、センサーの役目をする為に「ポヨンポヨン」で赤ちゃんの指のように柔らかです

 でも、職業に無関係に皆さんに共通しているポイントがあります。
 それは、左右の指の太さの違いです。どうしても利手の方が発達しており利手の指の方が少し太くなっています。
 例えば、複数の指輪をお求めいただき左右の指への装着を想定されてる場合には、利手(右と左)で指の太さが違うということをお考えに入れてサイズをご指定いただきますようお願いいたします。

アルミの指輪について

鍛造の指輪  鍛造の指輪:一口に“指輪”と言っても色々な造り方がありそれぞれに長所と短所があります。
 一般に市販されている貴金属の指輪は、溶けた貴金属を型に流し込んで造型する鋳造(ちゅうぞう)という方法により大量生産されています(色々なデザインを作れるが変形強度は弱い)。当工房は、手作業で一つ一つ造る鍛造(たんぞう)という技法で全ての指輪を造っています。造る過程で、満遍なく金槌で叩くことにより金属がギュッと詰まって鍛えられ“変形強度の強いアルミの指輪”となります。
彫金の指輪  アルミの純度:当方が用いているアルミニューム素材は、一般的に販売されている汎用の材料です。
 純アルミではなく、アルミニューム合金(JIS規格等の品番不明)です。純アルミは、造型作業時には削った粉がヤスリに目詰まりし使い物にならなくさせ、更には、磨き上げ作業ではその柔らかさが綺麗な仕上がりを邪魔します。このような理由から、造りやすく仕上げやすく比較的キズも付き難い「適度な固さを持ったアルミ合金」を用いる様になりました。
鍛造の指輪  アルミの金属アレルギー:これまでに対面販売でお買い上げいただいた方が、再度お買い求めいただく際にいつもお尋ねしてます。
 しかし、現在までには金属アレルギーについては別に気にならないとのお話が多いようです。シルバーリング(Sv925)等一般に市販されている指輪をお使いの皆様には特に影響は感じないレベルだと思います。
アルミの指輪との付き合い方
アルミの指輪:ハンドメイドのアルミの指輪は、珍しいものです
■ハンドメイドのアルミの指輪の珍しさ
 当工房が造るアルミの指輪は、一つ一つ手作りされています。
 制作者(Craftsman)は、これまでの銀素材による多種多彩な作品造りの技術と経験を活かし、アルミという素材がもつ魅力と可能性を最大限に引き出すことを念頭に指輪を造って参りました。

  アルミニウムという素材を手掛ける以前の銀素材での作品造りという基盤があってこそのアルミの指輪です。
 一般の彫金工房でアルミを手掛けることは稀(皆無?)だと思います。
 理由は沢山ありますが、作業手間賃が合わないことが最大の理由であり、また、使用する工具=ヤスリが目詰まりしたり痛んでしまうこと、室内にアルミの粉が舞ってしまうこと、槌目模様を施すときの金槌の打音が煩いこと・・・、諸々の理由によりしっかりしたアルミの指輪を手作りしている工房はとても珍しいことと思います。
アルミの指輪:末長くお使いいただく為に
■アルミの指輪の魅力
肌触りがソフト アルミニューム独特の柔らかでソフトな肌触り感。
軽くて結構硬い 制作段階で金槌で沢山叩いているので、金属がギュッと引き締っています。
キズが付き難い&目立ち難い 槌目模様は凹部が多いので他と接する部分が少ないため傷が付き難く、元々キラキラ輝いているので傷が付いたとしても気になりませんが、一般の指輪と同じ様に大切にご使用ください。
磨き(なるべく磨かない方が良い・軽〜く磨くのは良い) アルミの指輪は、表面が空気に触れることによりアルミナ(色は白っぽい/厚いものがアルマイト)という保護膜が直ぐに生成され更なる腐食を防いでくれます。
  アルミの指輪の制作段階で、このアルミナを強く擦ることによって輝やかせておりますので、あまり磨き過ぎると現状のアルミナが取れてしまい新たなアルミナが生成されて白っぽくなってしまいます。
アルミの指輪:ご使用にあたって
■アルミの指輪について:
・硫黄の温泉に浸しても変化はありません。
・塩水に長い時間浸しても変化はありません。
・洗剤等が混ざって汚れた水に長時間浸すと黒ずんで汚く変化するのでお気を付けください。
・アルミは、他の金属と一緒に水の中に入れないでください。
・炊事や汗・洗面・お風呂など日常生活での使用は、一般の指輪の扱いと同じとお考えください。

オマケの情報
アルミの指輪:健康?■当工房がアルミの指輪を手作りし販売し始めた時期は2012年5月です。
 2014年10月以降、ネット通販で購入される方が増えてきたことを不思議に感じていたところ、埼玉県からアルミの指輪を購入する為に工房までわざわざお越しいただいたお客様から以下のような本が出ていることを知らされ、私自身も健康には興味があり特に肩凝りも辛いので早速 amazon で購入してみました。
 この本によると、嵌める指の違いや嵌める位置により効能は変わり、効果の高い時間帯などいろいろ説明されてます。
 しかし、当工房はあくまでも“装飾のためのアルミの指輪”を造っておりますので、私が試した感想についてはノーコメントとさせていただきます(一応、ネットで検索したページを載せておきます)。
足の指に使用当方のアルミの指輪は厚さが1o〜1.5oほどありますので、手の指にお使いの場合には問題ありませんが、足の指へのご使用のお考えの場合には向いておりません。 その理由は、指輪が隣の指に当たって痛いので歩く事が困難になります。 もしも、足の指へのご利用をお考えの場合は「アルミホイル」なら柔らかくて痛くないと思いますよ。
アルミの指輪:自作
■健康?目的で、アルミの指輪をご自分で作りたい方へ
 ・太さ=2mmのアルミワイヤーが、通販サイトやホームセンター・金物屋さんでも販売されてます(カラーワイヤーは、アルミの表面をコーティング(メッキ?・塗膜?)してあるので、イオン化作用が弱いかも知れません)。
 当工房で、2mm厚のシルバーリングを造る際の長さの目安:5号=52mm、10号=57mm、15号=62mm、20号=67mm、25号=72mm、30号=77mm。指に2周したいのであれば2倍の長さは必要ということになります。
 筆やマジック等の丸い棒状の物にアルミワイヤーを巻き付けて形を整えたり、直接指に緩めに巻くという方法もあります。
 アルミワイヤーは柔らかいので普通のハサミで簡単に切れますし、指で簡単に曲げたり戻したりすることもできます。
 又、ワイヤー切断後の端部分を紙ヤスリで削って丸めて痛くないようにしてください。
 *当方では「健康に効きますよ」という意味ではなく、健康指向の方が沢山居られることを承知しておりますので、簡単手軽な造り方をここに紹介した次第です